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暗雲その2 盗作問題3

まあ、仕方がない。
自分で何とかするしかないのだ。
今までもそうやってきたじゃないか。
そう自分を励まし、まずは弁護士協会に電話する。
するとまた別の所を紹介され、またそこへ電話する。
著作権問題に詳しい弁護士を紹介して下さいというと、
文書で申し込み、それからしかるべき人材を捜して連絡する、と。
おおむね1週間ほどかかるらしい。
その文書の書式は決まっていてどこかからDLするのですかと尋ねると、
「ここへ来て下さい」との答え。
ま、法曹界の敷居の高さ、だわね。
まあ、それも一つの手段だ。
とりあえずウェブで探してみようと、
「著作権問題・弁護士・相談」
でぐぐってみる。
もちろんいろいろなサイトがヒットする。
その中の一つに壱岐坂にある法律事務所を見つけた。
本郷には詳しいので、ここなら便利かも、と電話をする。
ここで驚愕の事実が判明したのであった……
って、ここでまた、明日、ってやると引っ張りすぎかな?
ここでもやはり断られたのではあるが(笑)
ある意味、とても有用な情報が得られた。
まず、弁護士さんに大まかな事実を説明する。
がしかし、どうも相手ののりが悪い。
同人とか知ってます?
「もちろん、一応は」
ええと、いやがってます?
「そんなことないですよ」
でもなんか、やりたくなさそうなんですけど。
「いえいえ、とんでもない」
ほんとはいやなんじゃないですか?
と本音を聞き出す。
彼の本音は、
ウェブの盗作騒ぎは今やそこら中で起こり、
ほとんどが泣き寝入りだし、
そもそも決して彼らは謝らない。
「だからあなたの目指すものが、謝罪であれば、目的を達することは無理ですよ。
お金を引き出すことならまだ可能性がありますが」
私はお金が欲しいんじゃなくて、謝らせたいんです。
「たとえ謝罪を求める内容証明を送っても、
99%謝りませんから」
じゃあ、裁判を起こしたら?
「相手が負けてもお金を払うだけで、決して謝ることはないでしょう」
そうか、そういうことだったんだ。
考えてみれば、ひと、殺して謝る奴、少ないかも。
ですよね、10年経てば出てきますしね。
「その通り、普通に生活してますよ」
う~ん、さすが、犯罪者に詳しい弁護士のことだけはあるわ…。
悪いことしたと反省する奴は最初からそんなことしないってことなのだ。
檜原まり子は世間知らずだった。
じゃあ、あたしのやりたいってことは大人げないってこと?
我慢した方がいいって事なの?
「そうは言ってません、盗作はするほうが悪いんだし。
訴えることは意味があるとは思いますよ」
でもあなた、やりたくないんでしょ?
「ハッキリ言うとそうです。
やりたくありません」
じゃあしょうがない。
やりたくない人と組んでもねえ…。
「そうです、ひはらさんとはたとえ案件を受けてもいつか決裂するような気がします」
こっちが悪いんかい~
んもう~~~
しかし、このやりとり、いつか「Stll Heart」シリーズ第4部に生かしてやる~~~(笑)

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イチローでさえ 盗作問題4

壱岐坂がダメなら、と
お茶の水にあるという法律事務所のHPを今度はクリックしてみる。
著作権侵害における弁護士費用というのが載っていて、
着手金は求める経済的利益の5%+9万円
問題が解決した暁の報奨金 得られた経済的利益の10%+18万円
ただし、これは賠償金総額が300万円から3000万円まで、
とある。
ええっ、これってゲームをパクられた、とかソフトの著作権を侵害された、って金額なんじゃない?
個人なんて相手にしないってこと?
だよね~
弁護士の報酬は成功報酬だもの、
私のような案件なんて面倒くさいだけ、
まったくお金にならないのだから、断るわよね。
そりゃあどこだってそうだわ…
著作権と言ってもピンキリだもの、
弁護士だって食ってかなきゃならないし、
雇ってる人に給料だって払わなくちゃいけない。
どこだってわたしを断るのは無理もないのだ。
暗雲はますます深く垂れ込める。
今や弁護士難民状態。
ちょっと心が折れそうになり…
いやいや、何を言う、
イチローはWBCで不振に陥ったとき「心が折れそうだった」と発言したけれど、
そりゃ世界のイチローなら言ってもいい言葉。
檜原まり子ごときに言う資格はない!
そう自らを鼓舞し、次なる法律事務所にアタックを仕掛ける。
次は虎ノ門にある法律事務所だ。
場所はよく知っているので、まずここを選ぶ。
電話に出たのは秘書と名乗る女性の方。
私のだいたいの説明に「まず有料の法律相談を受けるよう」と勧める。
「電話などではお互いのことはわかりません。
弁護士だって人間です、お互いに合わないと思ったらやめた方がいいですし」
その通り、まえの事務所であなたとは合わないと言われたというと、大笑い。
で、詳しい場所は?
「神谷町の3番出口を出て左へ」
御成門のほうですね?
「そう、1階がドトールコーヒー」
よく知ってます、真ん前のお寺、実家がそこの檀家。
「あ~、大きくて立派なお寺さんですよね、
コーヒーを飲めるカフェもあって」
そうそう。
ってな感じで話しているとここなら良さそうな気がしてくる。
速攻でその日の夕方に予約を取る。
で、出かけてみる。
気を落ち着けるためにドトールコーヒーでアイスコーヒーを買い、いよいよ3階へ。
フロアにはいくつもの事務所用部屋があり、エレベーターのすぐ脇の部屋に
「河原崎法律事務所」とある。
インターホンを押す。
すみません、ひはらですが。
現れたのは中年女性。
わたしを別の部屋へと案内してくれる。
待つこと数分。
「初めまして」と現れたのは白髪のわりと小柄な紳士だった。
え、ちょっと予想してたのよりお年かも…。
HPには自己紹介的なデータは載っていなかったのだ。
「危険な依頼人」というコラムがあって、これってわたしかもなどと思ったりはしていたけど。
大丈夫なんだろうか、ウェブとか虹とか同人誌とか解るだろうか…

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暗雲 盗作問題2

そのとき著作権侵害でまず頭に上がったのは、もちろん赤松健氏とタッグを組まれ、
業界の第一人者とも言われる福井健策氏だ。
ごまめのわたしなど相手にされないかも知れないが、と危惧を抱きつつ、
まずはネットで調べる。
すると「骨董通り法律事務所」にヒット。
さらに「著作権に特化した活動をしている」とあり、
これなら受けてもらえるかも知れない、と思う。
そのまえにいろいろと呟いたり、マイピク申請したりと、
相手の言い分も聞こうと努力するもまったく成果はなし。
さすがにだんだんこちらも感情的になってくる(笑)
なぜ「ごめんないさい」と言えない~(笑)
言えばそれですむのに!
最近の若い子はそんなことも出来ないのか!
が、同人仲間からは
「常習犯はばっくれるだけ」とアドバイス(アドバイスか?)を受ける~~;
そんなこんなで怒濤の連休が過ぎ、
火曜日の朝いちで「骨董通り法律事務所」に電話をかけ、
案件を受けてくれるように頼んだ。
いろいろ説明もし、ウェブサイトのアドレスも教え、
そして最終的にアポイントは「こちらから追って連絡いたします」と言われた。
まあ、待つしかないのだ。
その間も、ツイッターでは「謝るように」と呟き続けるが全くダメ。
そして9/18の午前中、待ち望んでいた「骨董通り法律事務所」からの電話があった。
しかし答えは
「只今、案件を抱えておりまして、お受けできません」だった。
だったら最初にそう言えばいいじゃないの~!
それならあなたたちが自信を持って紹介できる有能な著作権問題に強い人を紹介してちょうだい!
そう言うと、電話口の男性弁護士は「私たちにそんな義務はありません」と木で鼻をくくった答え。
まあねえ、そりゃそうなんだけど。
弁護士にそう言われちゃあねえ…。
しかし粘ると、「弁護士協会へ電話しろ」と(笑)
で、「東京弁護士協会、第一東京弁護士協会、第二東京弁護士協会がある」と教えられ、
別にどこのほうが優秀というのはないらしい。
ううう~
法曹界の敷居が高いってこういうことね!
今や、私の目の前には暗雲が垂れ込めてきていた……
檜原まり子の明日はどっちだ!

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あらたな闘い

その闘いは突然始まった。
そう、颱風の襲来と共に。

9/14の朝、とあるメールを受け取った。
タイトルは「貴著 Still Heartが盗作されている件について」
驚くべきことに、檜原まり子のデビュー作であるBL小説「Still Heart」が
pixivでオリジナル虹小説として(変な言い方だが)投稿されているというのだ。
検証サイトへ見に行ったが、どうもコミックのネタとして使われているようで、
確かにセリフやモノローグが私の小説そのままだ。
ただ、最初は「はあ?」という気楽な気持ちしか感じなかった、この時点では。
ハッキリ言って、絵もプロレベルではないし、所詮は虹小説のキャラとして萌え部分を抽出しているだけ、
お遊びとしか思えなかったからだ。
検証サイトもDLしなければ見られず、たくさんある画像をいちいちDLしてチェックするのも面倒くさい。
検証してくださったかたが、検証のために一部をサイトにアップする許可を求めていらしたので、
「どうぞ検証はご自由に、
しかし、虹をやられているかたは著作権うんぬんを重要視していませんから、
いくらやってもモグラ叩きではないでしょうか」
といういささか失礼な返信をしてしまった。
その後、掲載されているサイトへ行ってみたところ。
一言で言うと、「絶句」だった。
なにしろ作者であるから(苦笑)
どこが私の書いた部分かはすぐに解る。
というか、ほとんどが私が書いたもの。
これは最初の認識を改めねばならない、
さらに二次創作をこよなく愛する同人作家達へも謝らねば、と感じた。
そもそも二次創作はオリジナルへの愛から生まれるもの。
愛ゆえの行為だ。
だが、「盗作」とはまた別次元で語られなくてはならない。
今回は二次云々ではなくて、純然たる「盗作」なのだ。
なんとかせねば。
ということころで明日また!

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