著作権その愛。 盗作問題追記

経過報告である。
現在、裁判に向けて準備中だ。
著作物対比表も完成した。
ここで言いたいことがある。
そもそも著作権とはなんなのだろうか?
最近の若い子は著作権のなんたるかも解らないようだ。
「なぜ使っちゃいけないの?」と主張する人もいるらしい。
著作権。
それは作者の人権だ。
作者の魂が生み出した血と肉を分け与えられた作者の一部だ。
ベストセラー作家であろうがわたしのようなごまめ作家であろうが、関係ない。
もちろん金に直結する場合もあるだろう。
だがごまめ作家だからないがしろにされていいというものではない。
それは「基本的」な「権利」なのだ。
「なんで勝手に使っちゃいけないの?」と主張する若い子にはこう言いたい。
あなたの名前を誰かが使って、なにか悪いことをしたり、
もしくはあずかり知らないところで何かがあなたのやったことになったりしてもいいのか、と。
「著作権」は「人権」なのだ。
「著作者人格権」が定義されていることでも分かる。
だからこそ、今回の「みの」氏の気持ちが理解できない。
虹は「愛」が基本だ。
キャラクターへの愛が無くては創作できない。
他人の創作を自分のものと偽るところには愛が感じられない。
盗作の理由が単に自分を実際以上のものとして見せかけたいだけに過ぎないとすれば、
今後の人生もその延長線上にあるだろう。
こういった問題に巻き込まれて思い出すのは
中島敦の1編だ。
中島敦は私の大好きな幻想作家で、
もちろん「光と風」も名作だが、
そして「悟浄出世」や、名人が「これは何に使う道具だね?」と尋ねてしまう話も大好きだが、
ここで思い出すのは「山月記」だ。
肥大した自我・自己愛・自尊心ゆえに獣となってしまう詩人の物語である。
誰しも自己愛や自尊心はある。
だが理性によって飼い慣らさねば、
それは膨れあがって自分自身を呑み込んでしまうのだ。
プライドと見栄、それは時には自分を高めるために必要なモチベーションだが、
自分を見失う前にぜひ「山月記」を読んでいただきたいと思う今日この頃である。

............

追記。
著作隣接権の中に「送信可能化権」というものがあるのだそうだ。
これはデータをサーバにアップし、自動的に不特定の多数へ送信し得る状態に置く権利。
つまりはみの氏がpixivで著作権侵害物を連載したことは、送信可能化権侵害に当たる。
わたしは「Still Heart」を電子書籍化し、配信しようとしている。
裁判では、著作権侵害・出版権侵害・著作者人格権侵害に加え、送信可能化権侵害でも争うことになるだろう。
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