2017盗作問題Final追記その2

さて前記事で、
「Final追記」とうちながらまたしても追記したのは理由がある。
「ヤメヤメ詐欺」と悪口を言われることを覚悟のうえだ。
2017夏コミが終了した時点で、とあるジャンルで商標権侵害事件が発生したことに加え、
二次創作作品を集めたいわゆる「非公式アンソロジー」についての争点がツィッターで流れてきたためである。
どちらもそもそも著作権についてまったく理解がないために起こったものだ。
(さらに、HN「みの」がくだんのジャンルでふたたびトレパクをしているとの情報ももたらされたが、それについてはここでは触れない。あれほど「悔い改めた」と言ってきたのは嘘だったのかと絶望した。メールにあった「当時ご迷惑をおかけした同人の方々に、私が少しでも誠意を反省の 心を伝えたい」だの、「父親にパソコンを取り上げられ、同人活動がもうできない」「ブログでこれまでのことを謝罪する」だのは私を欺くための放言だったようだ))
まず、商標権侵害については、いささかの言い逃れもできない。
中には、
「ロゴ自体をメインにして売っているのではないのだから、お目こぼししてくれるんじゃないの?」
という意見も流れては来たが、それは単なる期待に過ぎない。その可能性がゼロではないが、だからといって、「セーフ」ではないのだ。
また、「こんなことで創作活動が萎縮して欲しくない、素敵な本を描かれているかたなのに残念」
といった擁護意見もあったが、
そもそも二次創作は純粋な創作ではなく、これで萎縮するのがいやならオリジナルで活躍すればいいのだし、商標権侵害はオリジナルだろうが二次だろうがやっていけないことに変わりはない。
特に今回のケースは、ロゴ自体に使用料が制定されているため、無断使用は厳禁である。
次に非公式アンソロについてであるが、
これの擁護意見が、ほぼHN「みの」の主張と同じであったことには驚いた。
曰く、
公式の元が訴えていない。いやなら訴えるはず。
公式は損をしていない。
とのことだが、特に呆れたのは
公式が「これは見逃せない」と判断するのは「自社の儲けを侵害する作品」だと思っています。
というくだりだった。
これはHN「みの」がメールで言ってきた「損してないじゃないか」と同じだ。
すべての創作活動が金銭に換算されると考えているのだろうか、このかたは。 
著作権についてもっと真剣に考えることをお薦めする。
何度も私は書いているが、
著作者人格権というものがすべての創作物にはあり、それは「人権」なのだ。
「公式」が「非公式」を訴えないのは、「損してないから」ではない。
「たまたま」「お目こぼし」をしているに過ぎないのだ。
訴えるのもお金が掛かるからね。わたしのように。
さらにこのかたは、
「アンソロに寄稿した奴は悪だ!」「お前は犯罪者だ!」と個人を攻撃し、罵り、脅迫まですることが出来るのかが私には甚だ疑問です。
とおっしゃっているのだが、まあ、脅迫はいけないにしろ、「犯罪に荷担している」ことは認識した方がよろしい。
もし出版社が非公式アンソロを出した出版社を訴えたとしたら、寄稿している作家も同罪だからだ。
「訴えていないから罪ではない」と思っているのなら大間違いだ。
万引きを考えてみるといい。
見つからなければやっていいのか?
もしくは、この擁護者の主張に従えば、見ていても見逃しているのなら、万引きし続けていいと思っているのだろうか。
それとも「万引きは損になるからダメ、非公式アンソロは損していないからいい」と自分の価値観を押しつけるのだろうか?

私は自分で二次を書くことはしないが、それなりに楽しんでいる。
だからこそ、ルールを守って、楽しんでやってもらいたい。
わかりやすく書いてみよう。
たとえば、TV番組を録画する場合。
個人で楽しむのはOK。友達同士でやりとりすることもあるだろう。しかし、それを違法サイトにアップするのは犯罪だ。そして、とある会社が「あなたの録画した番組をコピーさせてください。いろいろなのとまとめてDVDに焼いて売りますから」と言ってきたら。それはアウトでしょう。
もう少し頭のいい人用には、「個人」と「法人」の違いだと言えばいいかな?
二次創作はあくまでも録画と同じ、個人の趣味・楽しみの延長上にある。壁だろうが、大手だろうがね。まあ「青色申告」はしてるかもしれないけど、それでもやっぱり個人は個人。
しかし「法人」となればそれは初めの一歩から違う。法人は利益を出すものなのだ。
この擁護者が言っている「海賊版」とおんなじなんだよ。
このかたは「あくまでも個人の意見」としているが、もし本当にそう思っているのなら、またこのかたと同じように考えている人がいるなら、今すぐ認識を改めることをお薦めする。
あなたは伝説の盗作者HN「みの」の考えと同じでいいのですか?
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ジャンル : 小説・文学

盗作問題Final追記

盗作問題FINALの追記である。
元記事公開後、いろいろなかたがこのブログを訪問してくださった。
その過程で、とある二次創作の著作権問題について書かれた記事を見つけることができた。
それがこのブログ

この中で紹介されている「エンターテインメント法」という本がほぼわたしの考えに近いようだ。

そして、web上でのみ通用する二次創作にまつわる常識

「元作品へのリスペクトを示せば盗作(パクリ)にはならない」

は、2011年のこの記事にも書かれており、そんな昔からあったのか、とちょっとメウロコであった。
しかし、前の記事でも書いたが、
「著作権侵害」と「盗作(パクリ)」は
同じではない。
「著作権侵害」は法律上の言葉であり、
「盗作(パクリ)」は法廷に持ち込まれる以前の評価となる。
それゆえ、多くの虹作家が著作権法に目を通すことはせず、
web上で「パクリ」をググるに留まるのだろう。
しかし、コンテンツクリエイターであれば、著作権法がどんなものか
ちゃんと勉強すべきだ。
なんとなれば、デジタルの時代、だれもが被害者に、また加害者になる可能性があるからだ。
そして、虹創作活動においては、
すべての虹作品は著作権法に抵触していると意識すべきである。
「エンターテインメント法」の中で述べられていること

すなわち、現行の著作権法は、オリジナル作品を無断で複製や翻案すれば、それだけで著作権侵害を認める立場に立っており、そこに経済的利益の有無や、愛情や尊敬といった主観面が入り込む余地を与えていない。 
 したがって、コミック・マーケットで販売される多くの同人誌が、彼らの言うパロディであったとしても、原則として原著作権者の著作権を侵害することには何ら変わりはない」


は誠にその通りである。
わたしの「Still Heart」という作品がストーリー及び文章がほぼ完璧に盗作され、HN「みの」氏のオリジナル作品としてweb上に配信されたケースでは、
これはもうあきらかな著作権侵害として認定される。
また、その盗作コンテンツの中で、商業漫画家さんの作品がそのままトレースされて、やはり自分の作品として同人誌頒布されたものも明らかな著作権侵害だ。
では「みの」氏が行った他の盗作についてはどうか。
二次同士のパクリであれば、お互いに著作権侵害しているので、法的に訴えるのは難く、「盗作(パクリ)」疑惑に留まることも多い。そのためHN「みの」氏が「むこうだってやってるんだから、なんで私だけ悪いって言われるの」と主張することにもなる。
しかし、クリエイターとしてのわたしがもっとも大切だと思うものは、
「著作者人格権」
だ。
それはすべての創作物に付与されている基本的人権と言ってもいい。
まあ、性交に対して
「嫌だ」
という権利と例えればわかりやすい。
愛・リスペクトがあれば盗作・レイプしてもいいわけではないのだ。
「著作者人格権侵害」であれば、誰もが訴えることができる。
基本的人権は決して侵してはならないのだ。
確かに「みの」氏が主張してきた、
「経済的にパクられ側が損してないでしょ」
は、刑事告訴した場合、
検察側の「起訴する・しない」の判断材料にはなり得る。
ごまめ作家や二次創作作家の告訴が受理されることはまあないだろう。
だが「刑事告訴」して例え不起訴になったとしても、ニュースにはなる。
さらに「人格権の侵害」で「精神的にダメージを被った」として
民事で訴えることも可能だ。
トランプがアメリカ次期大統領に決まったことで、
TTPの成立は難しくなっているが、
わたしとしては著作権問題について言えばTTPに大賛成だ。
TTPが成立すると、著作権侵害は非親告罪になる。
ただ、第3者の告発に関しては制限が掛けられるので、
虹作品の作者がやたらめたら告発されることにはならないはずだ。
「非親告罪化」よりも
わたしが注目しているのは、
「法廷損害賠償制度」
である。
著作権侵害が故意か過失かで、この金額は変わってくるが、
(注意!過失、つまり「たまたま似てしまった」または「許可を取ったつもりだった」などであっても、
侵害は侵害だ。請求できる金額に差が出るという意味で、決して無罪にはならない)
これが日本で適用されれば、今まで泣き寝入りしていた被害者も
自分の権利を主張できるようになるだろう。
これまではベストセラー作家でもなければ、
たとえ裁判に勝ったとしても賠償金は雀の涙であり、
弁護士費用も払えないのが普通だった。
ここで法廷賠償金制度が適用されれば、
ある一定の金額を必ず勝ち取ることが出来る。
たとえば、これを弁護報酬とすることによって、
弁護士も気軽に引き受けてくれるようになるのではないか。
多くの場合、特にweb上でのパクリ程度の著作権侵害裁判では相手側は弁護士も立てず、裁判も欠席するであろうから、
弁護士も片手間に書類作業として引き受けてくれるかも知れない。
そしてこのことが抑止力となり、
「誰だってやってる」
「お互い様でしょ」
「無料だし」
などといういい加減な気持ちで創作をすることがなくなるのではないかと期待している。

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